医療分野で活躍するロボット開発企業

手術用ロボットは、あらゆる治療分野で医師のパフォーマンスと患者の回復を改善するツールとして広がっています。これらのほとんどが、主要なテクノロジーハブであるシリコンバレーとマサチューセッツ州ボストンで構想、設計、資金提供、製造されていることはよく知られていますが、フロリダ州は、これに次いで3番目の集積地となっています。ここでは、医療分野でのロボットシステム企業3社を紹介します。

2004年にフロリダ州で設立されたMako Surgical社は、股関節および膝関節置換用の手術支援ロボットを開発した企業で、2013年に世界的な大手医療機器会社であるStryker社に買収されました。日本では、整形外科分野でのロボティックアームによる手術として、2019年に初の保険適用となり、医療現場で使用されています。（https://www.stryker.com/jp/ja/about/our-locations/news/2019/nr-20190603.html）

Neocis社（https://www.neocis.com）は、歯科インプラント手術用のYomiロボットを開発したマイアミに拠点を置く企業で、2009年に設立されました。Yomiロボットは、整形外科のために開発された多くの技術を小型化し、それらを顎の精密ドリルに適用して、人工歯を支えるアンカーを配置するもので、2016年にFDAの承認を得ています。

AVRA Medical Robotics （https://www.avramedicalrobotics.com/）は、セントラルフロリダ大学発の企業で、治療が必要な皮膚表面やさまざまな病変への精密レーザー治療に使用できるデバイスを開発しています。このデバイスは、皮膚表面のマップを使用して、人間の手で施術するよりもはるかに正確にレーザーを照射できます。